
近鉄百貨店
KINTETSU Dept. Store
- 企業
- 近鉄百貨店
- 本店
- あべのハルカス近鉄本店、大阪市阿倍野、大阪府
- 店舗数
- 10
- 百貨店の開店
- 1936年(大軌百貨店の開業)
- デザイナー
- 杉崎真之助、2013年
渦巻状に広がるパターンが 明るくはつらつとしたイメージを生む。
紙袋
近鉄百貨店の紙袋は渦巻状に広がるパターンが特徴的だ。
原点にイニシャルのKがあり、そのKのレッグから弧を描く渦巻状のパターンが広がっていく。「気持ちのつながり」をコンセプトとして一筆書きで表現された。 原点は全体の中央よりやや下に置かれていることから、上部に向かう広がりが強調されていて、ロゴタイプのスペースも確保されている。またパターンを用いることで柔軟な展開を可能にしており、原型を崩すことなく各サイズ展開や包装紙へ応用されている。



近鉄百貨店が現在のCIを制作したのは1988年。
主にアメリカで活動し、数多くのCI制作に携わったレイ吉村によるもの。
当時阿倍野店を増床した際に併せて制作された。このころにCIに基づき、ロゴのKと斜めに伸びるiを中央に配置した紙袋も制作されている。1995年にコーポレートカラーである青と緑の抽象的(双葉状)なモチーフをちりばめたデザインに変更された。


現在の紙袋が制作されたのは2013年。
あべのハルカス近鉄本店のタワー館開業に際して制作された。
デザイナーは杉崎真之助。当初は一般用が白地に黄色の配色であったが、その後2015年に調整され、白地に青が使用されるようになった。このときにロゴタイプ周りのアイソレーションも余白をとるよう調整されている。配色は青、黄緑、黄色の3種でいずれも近鉄百貨店のCIで規定されたカラー。デザインの制作にあたって、7種のデザイン候補から社員や客へのイメージ調査を行っている。百貨店の紙袋デザインの制作過程にマーケットを意識した調査が取り入れられるのは珍しい。

紙袋の種類・つくり
種類 | デザイン | サイズ展開 | つくり | 用途 | 有料/無料 |
|---|---|---|---|---|---|
一般用 | 中心のKから一筆書きで渦巻状に広がるパターン。配色は青、黄緑、黄色、赤色の4種。 | 小から特大を基本とした全7サイズ | MF | 幅広く一般用途 | 無料 |
食料品用 | 渦巻状パターンを左下に配置したデザイン。線は描かれていないため、花火のような図案になっている。 | 1サイズ | MF | 食料品売り場にて使用 | 1枚30円 |
弔事用 | 一般用のデザインをグレースケールにしたもの | 1サイズ | 一般用と同じ | 弔事用 | 無料 |