丸井今井

MARUIIMAI

企業
三越伊勢丹ホールディングス
本店
札幌本店、札幌市、北海道
店舗数
2
百貨店の開店
1916年(創業は1872年)
デザイナー
戸田正寿、津田命子、2017年

古来と現代の生活美。 アイヌ文様で縫いとるファッショナブルな紙袋。

紙袋

北海道を代表する百貨店、丸井今井の紙袋はアイヌ文様をモチーフにして制作された。 ハートのような形はアイヌの文様としては比較的新しい時代のもので、アイヌ名はないとされるが、先の尖った部分は「キラウ」と呼ばれ魔除けのために使われていたといわれる。
一見パターンのようなハート型だが規則性は見て取れない。それがデザイン全体に躍動感を与え、馴染みやすさ、暖かさを感じる。古来より生活に根付いた民芸品としての生活美、百貨店の紙袋という現代の生活美を見事に組み合わせた秀逸な作品である。

丸井今井, 一般用 美しく連続的なパターンにはどこか暖かさがある
丸井今井, 一般用 美しく連続的なパターンにはどこか暖かさがある
丸井今井, 一般用
丸井今井, 一般用
丸井今井, 一般用 底面まで全面にパターンが展開されている
丸井今井, 一般用 底面まで全面にパターンが展開されている

この紙袋が制作されたのは2017年。創業から145年を節目として制作された。
アートディレクターは戸田正寿、アイヌ文様の刺繍は津田命子。
これ以前の紙袋はMの字を筆のようなタッチで描いたものを構成したデザインで、現在でも包装紙に見ることができる。旧デザインは井上淳によるもので、大丸や山形屋など国内百貨店のCIデザイン実績に裏打ちされた品質の高いロゴタイプだ。
一般用のデザインのほかにメンズ用のデザインもあり、グレーと緑の暗色を基調にした配色になっている。
つくりについてもOF、アクリル紐を採用、豪勢なつくりに仕上がっている。ロゴタイプを表面に刷らず、内側に配置しているところなど、つくりや運用は同グループの伊勢丹に近い。食料品用の紙袋も三越伊勢丹共通のデザインで、丸井今井独自のものは運用されていない。

丸井今井, 一般用 持ち手内側にロゴタイプがある 同グループの伊勢丹とつくりが同じ
丸井今井, 一般用 持ち手内側にロゴタイプがある 同グループの伊勢丹とつくりが同じ

この紙袋は東京都内でも入手することができる。都内にある北海道のアンテナショップ「北海道どさんこプラザ」は北海道庁から委託を受けた丸井今井が運営しており、丸井今井の紙袋や小分け袋が一部で運用されている。

紙袋の種類・つくり

種類

デザイン

サイズ展開

つくり

用途

有料/無料

一般用

ハート型のアイヌ文様を丸井今井のコーポレートカラーで全体に広げたデザイン。

SS, S, M, Lの4サイズ

OF
厚口の晒クラフト紙
アクリル紐(売り場によってMF、紙三本紐)

幅広く一般用途

無料
案内所にて取り扱いあり

メンズ用

一般用の配色をグレーと緑にしたもの。

一般用と同じ

一般用と同じ

メンズ売り場にて使用

無料

食料品用

黒地に白で三越伊勢丹のロゴタイプ
三越伊勢丹と共通デザイン

大と小の2サイズ

OF
厚口の晒クラフト紙(表面ニス加工)
紙三本紐

食料品売り場にて使用

大サイズ1枚50円
小サイズ1枚30円