
松屋(銀座・浅草)
MATSUYA GINZA & ASAKUSA
- 企業
- 松屋
- 本店
- 銀座店、中央区銀座、東京都
- 店舗数
- 2
- 百貨店の開店
- 1901年(今川橋店が陳列販売開始、創業は1869年)
- デザイナー
- 原研哉、2010年
常に新しい老舗。 ドットパターンが映す上質なデザイン。
紙袋
松屋は東京都内にある唯一の地方百貨店で、呉服系の老舗百貨店である。
銀座に構える本店、松屋銀座の名称で広く知られる。
松屋の紙袋の特徴は斜めの方向が強調されたドットパターンにある。全体のパターンの中に同じくドットで描かれた「MG」の独特なCIが配置されている。CIは斜め方向のドットよりも小さなドットで配置されているため、完全に埋もれることはなくパターンのアクセントとして機能している。
サイズによって赤、青、黄、緑とカラーバリエーションが用意されており、特選用は白の清潔なイメージにまとまっている。銀座の地で長く営業し、デザイン分野への積極的な姿勢で知られる松屋らしい良質なデザインの紙袋だ。



イメージを一新したのは、 百貨店として画期的なCI計画だった。
デザインについて
松屋が本格的にCIを導入したのは1979年。
当時業績が低迷していた松屋は起死回生をCIの策定に求めた。
手がけたのはCI計画のコンサルティングで著名な中西元男(PAOS)とグラフィックデザイナーの仲條正義。
徹底的な調査とマーケティングによって策定されたコンセプトと、仲條正義による高品質なグラフィックによって松屋のストアイメージを根底から刷新することに成功。CIの導入初年度から売上が前年比2桁増へと成長したことは特に有名。このときCIの一環として新ロゴタイプのMを強調したデザインが制作された。当初はコーポレートカラーの青と茶の2種類のカラーバリエーションが制作されたが、売り場を半分に分けてそれぞれ使用したところ、青のほうが再利用率が高かったことから、青に統一したという経緯がある。
その後1989年にCIをリファイン、紙袋もMとGを縦組みにしたシンボルを強調するデザインに変更された。


2001年に銀座店の改装に合わせてCIもリニューアル。デザインは日本デザインセンターの原研哉で改装計画全体のアートディレクションを行っている。コーポレートカラーも青から白に変更。「ファッションブランドのショップを内包しながらもそれを輝かせることのできる良質な白い箱」をコンセプトに銀座店の外装もドットパターンのある白が用いられた。紙袋も青から白に変更。外装のドットパターンにあわせて紙袋にもドットを採用。 2010年に現在一般用として使用されている紙袋が制作される。サイズによって配色が変わり、XLからSまでの4サイズのうちXLが緑、Lが黄色、Mが青、Sが赤。



紙袋の種類・つくり
種類 | デザイン | サイズ展開 | つくり | 用途 | 有料/無料 |
|---|---|---|---|---|---|
一般用 | MGがアクセントのドットパターン、下部に松屋銀座のロゴタイプ。 | SからXLの4サイズ | MF | 幅広く一般用途 | 無料 |
食料品用 | 一般用と同様だが、下部のロゴタイプが松屋浅草になっている。 | 一般用と同じ | 一般用と同じ | 浅草店の一部で使用 | 無料 |
特選用 | MGがアクセントの白地、下部に松屋銀座のロゴタイプ | 1サイズ | OF | 特選用 | 無料 |