
東武百貨店
TOBU Dept. Store
- 企業
- 東武百貨店
- 本店
- 池袋店、豊島区池袋、東京都
- 店舗数
- 6
- 百貨店の開店
- 1962年
- デザイナー
- 不明(非公表)、2019年(重量物用は草間花乃によるもの)
パステルカラーでCIを展開。 軽やかに色彩が弾む紙袋。
紙袋
東武百貨店の紙袋はロゴタイプをパステルカラーで展開しているのが特徴だ。
構成はロゴタイプを分解してストライプまたはボーダー、色面で配置しており、かなり大胆。 ただ原型までは崩していないことから、CIとして機能は失っていない。 むしろパステルカラーによって明るく、構成によって動きをつけていて軽やかな印象に昇華したデザインだ。


東武百貨店のロゴタイプをデザインしたのはフランスのカレノアール社。
グラフィックデザイナーのジェラール・キャロンによるデザイン事務所で欧州では著名、日本国内でのCI制作例も多い。1990年にCIが導入され、ロゴタイプを右上に縦で配置した紙袋を制作。
当時はコーポレートカラーの青を全面に刷ったものを使用していたが、色移りの問題から長く使用されなかった。
その後は同じ構成で白の晒クラフト紙を用いたシンプルなデザインを長く使用。
現在の紙袋になったのは2019年。従来のシンプルなものから構成を大きく変えているが、デザイナーは非公表で不明。
ただし、食品売場などで使用される重量物用は草間花乃がイラストレーションを描いている。
カラフルな食料品のイラストを全面に配置していて、一般用と同じくカラフルにまとまっている。

また、一般用紙袋には晒クラフト紙にパステルカラーのデザインと未晒クラフト紙に単色のデザインの2種類がある。
どちらも同じ用途で使用。2種類のデザインを用意するのは珍しいが、最近は未晒クラフト紙のデザインを優先して使用する傾向にある。
各店の案内所でもパステルカラーのデザインは取り扱いがないことが多い。当然パステルカラーの方が色数にしてもつくりにしても原価が高く、同じ用途、同じ値段であれば単色の方が低コストであることが要因だと推測する。
特選用手提げ袋も案内所での取り扱いが終了しており、紙袋におけるコスト圧縮の動きを感じる。品質も高く、デザインも秀逸であったことから残念だ。

紙袋の種類・つくり
種類 | デザイン | サイズ展開 | つくり | 用途 | 有料/無料 |
|---|---|---|---|---|---|
一般用 | ロゴタイプを分解して構成したデザイン。 | SMLの各3サイズが基本 | MF | 幅広く一般用途 | 1枚10円 |
重量物用 | 野菜や果物などのイラストがちりばめられたデザイン | MとLの2サイズ | MF | 食料品売り場にて使用 | 1枚50円 |
弔事用 | グレーの地に白抜きでロゴタイプ。配置は右上縦。 | 1サイズ | 一般用と同じ | 弔事用 | 無料 |