
浜屋
HAMAYA
- 企業
- 浜屋百貨店
- 本店
- 長崎市, 長崎県
- 店舗数
- 1
- 百貨店の開店
- 1939年
- デザイナー
- 岡田謙三, 1959年(紙袋としての使用は1981年から)
古来からの生活美を表現。 岩田屋との深い関係。
紙袋
浜屋は長崎市に本店を置く地方百貨店。その歴史には同じ九州の地方百貨店である岩田屋が深く関わっており、その関係は1962年までさかのぼる。当時九州の地方百貨店は大手百貨店の系列化が進んでいた。長崎市内の競合店であった岡政百貨店も大丸と提携を始め、加えてスーパーマーケットも台頭。浜屋の経営状況は悪化してゆく。そこで頼りにしたのが大手と提携せず、九州随一の百貨店であった岩田屋だった。1962年に岩田屋と提携、直後に資本参加も行い、岩田屋の系列百貨店となる。

そのような背景で使用されたのが岩田屋と同じデザインの包装紙と紙袋である。包装紙は1962年の提携後から、紙袋は岩田屋がCIを導入した1981年から使用されている。このデザインは岩田屋が1959年に現上皇陛下のご成婚を記念して、当時ニューヨークで活動していた洋画家の岡田謙三に依頼して制作されたもの。古来から暮らしの中で生きてきた風土・建物・和服・日用品などをモチーフにして、抽象的に描かれた作品。原画は黒色、包装紙に展開された当時は赤色、紙袋は黒色が用いられていたが、1981年にCIに合わせて青色に変更されている。素朴で温かみの感じるデザインだが、遠方からでもはっきりとわかる力強さも持ち合わせた魅力的な紙袋である。

右下のロゴタイプも1981年の岩田屋のCI導入に合わせて制作されたもの。ロゴタイプのデザインは北野忠雄・電通。のちに岩田屋は伊勢丹との提携によってこの書体は使用していないが、浜屋は現在に至るまでこのロゴタイプの使用を続けている。浜屋は百貨店の歴史としても、紙袋の変遷としても岩田屋と深い関係のある百貨店である。

紙袋の種類・つくり
種類 | デザイン | サイズ展開 | つくり | 用途 | 有料/無料 |
|---|---|---|---|---|---|
一般用 | 岡田謙三による風土・建物・和服・日用品をモチーフにしたデザイン | ミニから特大までの5サイズ | MF | 幅広く一般用途 | ミニサイズ1枚11円 |
弔事用 | 一般用のデザインをモノクロにしたもの | 2サイズ | 一般用と同じ | 弔事用 | 一般用と同じ |


