そごう
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そごう
SOGO
- 企業
- そごう西武
- 本店
- 横浜店、横浜市、神奈川県
- 店舗数
- 4
- 百貨店の開店
- 1919年(心斎橋本店の増築と百貨店営業の開始)
- デザイナー
- 廣村正彰、2006年(1957年より用いられた包装紙のリファイン)
シンボルから得た立体感のある明るいパターン
紙袋
そごうの紙袋は石畳のように互い違いに構成された線状の色面が特徴的な紙袋だ。
伝統文様の算木崩しを想起させるこのデザインは、それぞれの色面の対角線を結ぶようにコーポレートカラーの赤とグレーを分けている。この色彩設計が見る者へ立体感を感じさせ、そごうのシンボル「丸にちきり」を連想させるような構成がポイントになっている。また、百貨店の紙袋として非装飾で幾何学的なその構成は明るく清潔な印象を与え、白色の上でコントラストの強いデザインに仕上がっている。

この紙袋が使用され始めたのは2006年から。当初は現在のような赤ではなく青を基調としたデザインだった。デザインは1957年より用いられた包装紙をリファインしたものであり、原案は半世紀前から存在するデザインだ。包装紙のデザインは勝井三雄によるもの。色彩表現の積極的な開拓で著名なデザイナーだが、この作例でもその技巧が見て取れる。これを紙袋へとリファインしたのが廣村正彰である。同グループの西武百貨店の紙袋も同時期にリファインしており、方向性を合わせることでグループの一体感と現代的な印象のデザインへと昇華した作品だ。

そごうの紙袋は他の百貨店と比較して、紙袋のデザイン変更が非常に多い。広く全国的に統一しても用いられたものには青いシンボルを市松模様にパターン化したデザインと、緑地に小さなひし形のドットがちりばめられたデザインがある。店舗ごとに分社化されることが多かったそごうでは各店舗ごとに紙袋を用意したり、独自でデザインを変更することも多かったことが特徴的。
紙袋の種類・つくり
種類 | デザイン | サイズ展開 | つくり | 用途 | 有料/無料 |
|---|---|---|---|---|---|
一般用 | 丸にちきりのシンボルをモデルにした赤とグレーのパターン | SMLの各3サイズ、デザイン同様でその他サイズ | MF | 幅広く一般用途 | 1枚11円 |
重量物用 | デザインは一般用と同じ。紙質が異なる | MとXLの各2サイズ | MF | 食料品売り場をはじめとした、重い商品を入れる際に使用 | 1枚11円 |
弔事用 | 一般用のデザインをモノクロにしたもの | 2サイズ | 一般用と同じ | 弔事用 | 1枚11円 |
ガイド
● MFとOF
紙袋のつくりの種類。MFは大きなロール紙に印刷された後、裁断される。そのため袋の口部分がギザギザとしているのが特徴。OFは口部分を折り返して作られるためギザギザしていない。MFは安価な大量生産向け、OFは少量生産や持ち手の特殊加工などに用いられ高級感がある。








